◆状態◆
目立つようなキズやカケ等ありません。
◆商品説明◆
オランダのアール・ヌーボーを、牽引したと言っても過言ではないローゼンブルク窯の八角形型のティーカップです。
制作年は、1910年でローゼンブルク窯を代表するSchelling(シェリング)と他の作家がその製作にかかわっています。
ローゼンブルク窯の大きな特徴は、「エッグシェル」と呼ばれる薄い磁器にあります。
ごく薄いエッグシェルに緻密な線で、植物や昆虫、鳥などを表現する独特の絵付け技法です。
本品は、黄色、緑、薄紫といった独特の色味を使って蘭の花(カトレア?)を表現しています。
緻密な絵付けと独特の色味が、何と言えない風情を醸し出しております。
この薄い磁器製作を追求したが故に、ローゼンブルク窯は破綻の運命をたどります。
僅か34年という短い歳月で、この窯の歴史は閉じられました。
エッグシェル製作期間は更に短く、より製作数が限られます。
今回は、状態の良いものをコレクターから直接買付しているので2客ご案内可能となりました。
どちらも素晴らしい作品ですので、お探しの方にはおすすめです。